こんにちは、天然素材のぬいぐるみ ぬくぐるみ工房です。
先日、復元模型の弥生犬、海渡くんに会いに大阪府立弥生文化博物館に行ってまいりましたー!
刺繍作家の橋本桂子さんから見せていただいた大阪府立弥生文化博物館で平成8年に開催された特別展「卑弥呼の動物ランド」の図録で
1980年に大阪府八尾市の亀井遺跡から発掘された弥生時代のイヌの骨から復元された海渡くんに出会って以降ずーっと会いたかったのです。
弥生犬のぬいぐるみ自体はその後、
弥生時代について書かれた書籍や弥生絵画、それから図録に記載してあった亀井遺跡で発掘された骨の写真やその特徴などから
無事作ることが出来たのですが、やはり弥生犬を作るきっかけをくれた海渡くんに会いたい。
ということで大阪府和泉市へ行ってきました。
大阪府立弥生文化博物館は史跡池上曽根遺跡の一角にある弥生時代専門の博物館。
第一展示室では実物資料や複製品や映像を通して弥生文化について詳しく学びます。
入ってすぐのところには竪穴住居の中で家族団欒する4人家族が。
そして後ろには犬!可愛いお目目で団欒の様子を見つめるイヌがいます!
弥生犬です。可愛い。
角度違いです(笑)だってこの子本当に可愛いんです。
米作りのジオラマにも小さな犬発見。
そして、いました!よみがえった弥生犬、海渡くんです。
360度みられるようには展示されていないのが残念ですが斜め前からも撮影できました。
縄文人、弥生人、古墳人の身長比較が。弥生人が渡来人の影響を受けて、少し背が高くなった様子がわかるパネル。
人面がくっついている土器。こういうの地味に可愛い。
ぐるっと回ってきたので、先ほどの竪穴住居をのぞいていた弥生犬の後ろ姿が見られました。やはり日本犬のお尻は本当に可愛い。
斜め後ろも。
離れてから少し振り返るとちょびっとお尻が見える弥生犬。
帰りに売店で海渡くんの缶バッチをゲット!これは嬉しい。
弥生犬のことばっかり書いてしまってますが(笑)、実際は弥生時代の米作りや農具のレプリカ、銅鐸の鋳造の様子だったり、たくさんの鏡が見れたりと弥生文化盛り沢山です。
面白かったのは、石斧と鉄斧の威力の差がわかる映像。ネタバレになってしまうので詳しくは書かないですが、実際に木を切る実験をしていてとても面白い内容です。
また第二展示室の池上曽根ワールドは弥生時代の集落である池上曽根遺跡の資料を、近年の発掘調査で見つかったものも含めて紹介されていました。
博物館の後はそのまま隣の池上曽根史跡公園へ。
遺跡の中に入りたいなー、入れないのかなー、と中をみる弥生犬。
入れました!
竪穴住居の天井。あれ、これこの間飛ノ台でも見た図だ。
遠くにものすごく大きさの建物が!
遠くからも目を引くものすごい大きな建物は、弥生時代最大級の建物、「いずみの高殿」の復元。本当に大きかった。
高殿の下部分。
階段はあったけれど上には上がれなかった。
こちらは、「やよいの大井戸」の復元。クスノキをくりぬいてある。こちらももまた大きかったです。
全国屈指のとても大きな集落だったのがわかる広さの公園でした。とても楽しかったです。そしてとても勉強になりました。