古色の美さんでベンガラ染め 板締め絞りを学んできました♪

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こんにちは、天然素材のぬいぐるみ ぬくぐるみ工房です。
先週は7月7日・8日とお休みをいただきまして大変失礼いたしました。
この二日間で大阪羽曳野市にあるベンガラ染めの古色の美さんにて、板締め絞りを学んでまいりました!

ベンガラ染めを一から学ぶために古色の美さんを初めて訪れたのが3年前の2019年夏のこと。
その際、ベンガラ染めの基本と型染めの手法を教えていただきました。
銀ねずみのぬいぐるみ型染めのトラのぬいぐるみなどが開発できたのも手法を古色の美さんに教えていただいたおかげです。
その間にコロナが流行して、なかなかうかがえなかったのですが
ここのところ落ち着いてきたのを見計らい、先週再訪することができました。(しかしながら訪れている最中に小池さんが第7波を発表…)

今回は板締め絞りという手法を教えていただきました。
板締め絞りは、版木で絞る江戸時代の伝統技法で
生地の畳み方と版木の形で様々な模様を連続的に染め上げます。

一日目は板締め絞りの基本を学びました。
手拭いを使って、基本の畳み方を学び、古色の美さんにある版木でベンガラ染め。
素敵な柄が連なって、素敵です。
自然の太陽の陽ざしが染めを定着してくれます。

二日目は応用編。
糸鋸を使った基本の版木づくりからオリジナルの版木づくりの方法まで教えてもらいました!
いろいろ相談して、板締め絞りに向き不向きを教えてもらい、ツキノワグマの大好物のミズナラの実を版木にすることにしました。

布量によって版木の数が必要になってくるのですが、今回は版木2枚。手拭いで試し染めしました。この白く残ったところに後日殻斗の模様を型染めしようと思います。

そのあと、実際に自分で作った版木を使って染めていきました。
工房のオーガニックコットン特大ふろしき(あ、まだWEBで販売していなかった…。また後日販売開始します!)を持ち込んだので
そちらを染めさせてもらったのですが、繊維がきっちりしまっている分ものすごーく染めの入りが難しくて苦戦。
版木もたくさん使って、さらに逆からも染めたりして、ようやく完成。
(撮影するのを忘れて、工房に戻ってから撮影した写真です)

そのほか持ち込んだ両面パイル生地やネル生地などなどで染めの練習。
(こちらも撮影を失念していて工房で撮影)
パイル生地の板締め、可愛いかも。水玉模様のくまさんとか、いろいろ試してみようと思います。

染めがしっかり入る生地や難しい生地などがわかって、しかも難しい生地もどうすれば染めが入るかを教えてもらって
本当に今回も充実した内容の研修でした!
古色の美さん、この度もありがとうございました!

さてさて、板締め絞りでかわいい製品をすぐにでも開発したくてうずうずだけれど
今日はきちんと平常運転で仕事しております。
また新作ができたらご紹介いたしますね。

そして、もう一種、古色の美さんで学びたい手法が「防染」です。
いろいろな手法を組み合わせることで製品の開発の幅が広がるので、また学びに行きたいと思っております。
これからも頑張ります!

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